こんにちは、代表の遠藤です。
先日、能登地方石川県七尾市の被災地にボランティアとして参加させていただきました。
七尾市は、被害の大きかった珠洲市や輪島市からは少し南の位置にあり、ボランティアセンターは七尾市文化ホール内に設置されています。ボランティア活動では危険作業には従事できず、主に家財の運び出しや仕分け、集積場への運搬を担当させていただきました。
今回、初めてのボランティアとなり、私と弊社スタッフの2名で参加しました。
道路を歩いてみると、至る所の家の屋根にブルーシートが貼られており、まだまだ雨漏り修理さえ終わっていないことが伺えます。ガラスが割れ建具も歪んでいる家、崩れ落ちて屋根だけが残っている家もありました。道路は一時的に整備されて通行可能でしたが、地盤沈下や液状化などの現象も発生し、ひび割れたアスファルトや陥没した歩道など見られ、震災の爪痕は依然として深く残っています。
私たちがやれることは限られたことでしたが、家財搬出をさせていただいたご家庭の方々からは、「ありがとう、、本当にありがとう、、、」と何度も感謝の言葉をいただき、胸が熱くなりました。涙を浮かべる方もいらっしゃり、心に深く響きました。あっという間に時間が過ぎ、作業終了となりましたが、いつ私たちが同じような境遇になるかもしれないと考えると、社内での災害訓練や準備の重要性を再認識しました。
真宮の事業では、資材の搬入出や不用品回収サービスを行っており、搬出や分別、積み込みに関してはプロフェッショナルです。素早く分別し、部屋内にキズを付けず丁寧に搬出すること、業務以外でボランティアとして行うことに大きな意義を感じました。
被災地を自身の目で見て、実際に被災者の方々の話を直接聞くことで、震災のさまざまな面に触れることができ、今回の活動で同じ志を持つ人々と交流できたことは、とても有意義な体験になりました。
被災地の支援はまだまだ足りていません。
「被災地支援の方法がわからず、どうすればいいかのかわからない」という方はきっとたくさんみえるはず。
それぞれに事情や都合もあると思いますが、まずは一歩、行動してみませんか?
小さな一歩が集まれば、必ず大きな一歩になるはずです。
災害ボランティアセンターでは、社会福祉協議会の方々が他府県から交代で担当されていて、安全且つトラブルが発生しないように円滑に運営してくださっているおかげで、私たちも活動することができました。
本当にありがとうございました。
被災地の皆様が一日でも早く平穏な生活に戻れるよう、心よりお祈りしております。